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コッポラさんの椅子

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週末、東京は六本木に新しくオープンするMIDTOWNのイタリアンレストラン、[Coppola's Venoteca]へオリジナルで制作させていただいたチェアを納品してきました。
あのゴッドファーザーでおなじみの映画監督、フランシス・フォード・コッポラがオーナーです。実は監督、カルフォルニアでワイナリーを経営されていて、かなりの評判だとか。そのコッポラ・ワインを日本へ紹介していくフラッグショップです。
突然の依頼により木製オリジナルチェアを1ヶ月で60脚制作するという離れ業をなんとかやってのけました。全ては制作を担当していただいたコンセントファニチャーさんのおかげです。本当に感謝感謝です。

現場は明日がレセプションだというのにまだまだモリモリ施工中。急遽コンセントチームにお願いしてエントランス部分のワインラック取付してもらったりと、混乱を極めましたがなんとか終了。
空間設計を担当されている青井さんにご無理を言って、携わった方々分7枚ものレセプション招待状をゲットし、日曜日はゆっくり館内を楽しませていただきました。

忙しかったですが、とてもいい仕事をさせていただきました。

みなさんおつかれさまでした。


東京へおいでの際は、是非お立ち寄り下さいませ。




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これがエントランスのワイントンネル、壁、天井、床、みーんなワインです。圧倒されます。かっこいいよ青井さん!





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グッジョブ祝いでコッポラワインの最高峰[DIRECTORS CUT]を副社長自ら
注いで頂きました。
ウマイ!! 
これから巷に出始めるでしょう。是非ご賞味あれ。
ラベルデザインも秀逸です。

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本日の講義(写真は意味無しバニーエさんのケーキ)

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名古屋のお世話になっている木工所(?)へ打ち合わせにいったときのことである。かなりご無理を言って制作して頂いているので、なにか差し入れでもと思い、道なりに見つけたケーキ屋さんでケーキを購入。たぶん3人だろうから僕入れて4個あればいいと思いつつも、助っ人が見えてたらいけないからともう1個、合計5個のケーキを手みやげにお邪魔する。



お邪魔してみるとスタッフは3人。
ひととおり打ち合わせをすませると、じゃあちょっと休憩しましょう。とお茶タイムになった。

そこでのお茶の時間の楽しかったことといったら!


さあこれからが本題ですよ。





デザインというものは

5個目のケーキのようなものである

ということ。


さて5個目のケーキはなにをしたのか?

まず第一に、選ぶという楽しみを増やしてくれたこと。4個でも選ぶには違いないでしょうが、最後の人には多少なりともの残り物、自分の意志で選んでいないという劣等感が発生します。それに5個目のケーキがあることで、全員が自らの意志で選択したという欲求を満たしたのです。

そして第二、5個目のケーキをどうしよう、とみんなが考えるという思考のきっかけを生み出していること。4個の均一に配分されたケーキでは目の前にある自分の(ものになった)ケーキと向き合うしかないのです。そこには味に対しての思考しか生まれません。
5個目のケーキは、欲望を生み、思考を生み、アイデアを生み、会話を生んだのです。
このときは結局まんなかに置かれたケーキを山崩しのようにあっちこっちから食べていって、細くなったケーキを倒れないようにするスタッフの所作がおかしくて、みんなで大笑いしながら食べました。

同じ一個のケーキが楽しい時間を生み出したのです。



単純にきれいにものをつくることはできる。僕らはプロだから。
だがそれでけでは4人に4個のケーキを分けることに通じる。
「用」を満たしたことにすぎない。
これはデザイナーでなくオペレーターのようなものだ。

5個目のケーキを用意すること。
これは物質的な満足を差すのではなく、そこから人の思考、行動、楽しい気持ちを生み出すこと。

ものそのものだけでなく、そのものがあることによって生まれる「ものの外側」その空気をつくること。

それがデザイナーの仕事であると私は考えます。




ご静聴ありがとうございました。














追記:5個目のケーキの効果を考えてしたことなら私は一流だと思いますが、残念ながら今回はただの偶然です。。。もっと精進せねば。
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